※本記事はPRが含まれます。
「強迫性障害についてのおすすめの本が知りたい」
本記事ではこのような疑問にお答えします。
強迫性障害とは、「○○をしなかったら××になるのではないか」や「~しなければならない」というような思考や、嫌なイメージ(強迫観念)が頭に浮かび、それらによって不安や不快感が生じます。
その不安や不快感を減らすために、過剰にある行動(強迫行為)を繰り返すことで発生する精神疾患の一種です。
近頃は名前を聞く機会も少し増えてきたと思いますが、あまり詳しく知らない方も多いと思います。
そこで、臨床心理士として精神科で普段からカウンセリングを行っており、強迫性障害の治療を行ってきた筆者が、強迫性障害についてのおすすめ本をまとめました。
患者さん本人やそのご家族など強迫性障害についてあまり知らない方向けの本と、既にある程度知識がある専門家向けの本に分けてまとめましたので、ご自身に合った本を探していただけたら幸いです。
強迫性障害のおすすめ本7選

強迫性障害のおすすめ本(初心者向け)
本人も家族もラクになる 強迫症がわかる本
この本の最大の特徴は、強迫性障害の患者さんのご家族にも役立つように、家族や周囲の人々が注意すべきポイントを丁寧に解説している点だと思います。
強迫性障害は「巻き込み型」と呼ばれ、症状が家族を巻き込んで維持されることがあるため、ご家族の方々もその影響を受け、苦労することがあります。
さらに、家族が症状に巻き込まれた際の対応方法が、症状を悪化させたり、長引かせたりすることも少なくありません。
しかし、この本を読むことで、そうした悪循環を防ぐための貴重なヒントを得ることができるため、強迫性障害の患者さんのご家族にぜひおすすめしたい一冊です。
図解 やさしくわかる強迫症
こちらは、強迫性障害に関する多くの著書を持つ原井先生による一冊です。
個人的に、「やさしくわかる」シリーズは非常に読みやすく、初心者にも分かりやすいように絵や図式を巧みに使って説明されているため、大変気に入っています。
この本も例外なく、非常に分かりやすく書かれており、理解しやすい内容です。
また、大きな特徴として、強迫性障害に対する主要な治療法である認知行動療法を、自分自身で実践できる具体的なプログラムが掲載されている点が挙げられます。
「自分で治療に取り組んでみたい」と考えている方にぜひおすすめしたい一冊です。
強迫症/強迫性障害(OCD) 考え・行動のくり返しから抜け出す
こちらも原井先生による一冊です。
「強迫性障害」と一口に言っても、その症状は多種多様であることがわかります。
この本では、強迫性障害の症状をより具体的に詳しく抑えており、さらに強迫性障害の代表的な治療法である認知行動療法の一種である暴露反応妨害法についても解説されています。
強迫性障害の症状だけでなく、具体的な治療法についても学べる内容となっており、実践的な知識を得ることができる一冊です。
強迫症を克服する-当事者と家族のための認知行動療法
知行動療法を日常的に行っている方なら、著者の矢野先生の名前を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
強迫性障害の代表的な治療方法である認知行動療法に特化して解説されている印象です。
つまり、症状の理解だけでなく、治療にもしっかりと焦点を当てているため、初心者の方だけでなく、強迫性障害の治療に携わっている支援者にも強くおすすめしたい一冊です。
この本を一冊読めば、治療への道のりがかなり具体的にイメージできるようになると思います。
強迫性障害です!
こちらの本は、これまで解説した本とはかなり系統が異なり、強迫性障害の当事者の方によって書かれたコミックエッセイです。
「自分以外の強迫性障害の人はどんな感じなのだろう?」という疑問に対する答えを見つけることができるでしょうし、自分と似た体験をしている方の具体的なエピソードを知ることで、心が少し軽くなる方もいるのではないでしょうか。
「強迫性障害である自分」に嫌気がさしている当事者の方にぜひおすすめしたい一冊です。
強迫性障害のおすすめ本(専門家向け)

強迫性障害の認知行動療法
専門家の方なら恐らくご存知の通り、強迫性障害を治療するにあたって認知行動療法の理論は、絶対に必要不可欠と言っても過言ではないでしょう。
この本は、臨床心理士なら誰もが知っているであろう第二世代認知行動療法の第一人者であり、アーロン・ベックと共に論文を発表したクラーク博士によって執筆されています。
この一冊を読めば、強迫性障害に対する認知行動療法の基礎理論から、治療への導入、アセスメント、介入に至るまで、一通りの流れを理解することができるでしょう。
強迫性障害に対する認知行動療法を実践する方にとって、ぜひ一度読んでおくべき一冊です。
不安へのエクスポージャー療法: 原則と実践
この本は、認知行動療法の有名な専門家の先生方からも絶賛されており、私個人としても大好きな一冊です。
強迫性障害の治療には暴露反応妨害法が重要な役割を果たしますが、この本は強迫性障害に限らず、あらゆる不安に対する曝露の方法を辞典のように詳細にまとめています。そのため、認知行動療法を実践する方にとっては、持っておいて損はない一冊だと思います。それどころか、持っておくべき一冊だとさえ思います。
これまで何度もこの本に助けられましたし、これからキャリアを重ねる中で、ずっとお世話になると感じています。
曝露療法や暴露反応妨害法について詳しく知りたい方に、強くおすすめしたい一冊です。
まとめ
本記事では、強迫性障害のおすすめ本を初心者向けと専門家向けに分けて合計7冊解説してきました。
ご自身のニーズに合った本が見つかれば幸いです。
また、強迫性障害に限らず、不安や落ち込みなど全般的なメンタルケアに役立つ本は以下の記事にまとめましたので、ぜひご覧ください。
当サイトでは、仕事のストレスに関する話題を中心に、メンタルケアの方法について発信しています。
他の記事も読んでいただけると嬉しいです。
では、お互い今日も頑張りすぎず頑張っていきましょう。




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