「真面目すぎて疲れてしまう」
「周りから真面目すぎると言われるけど、改善方法がわからない」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
結論、真面目すぎる性格は以下の手順で直すことができます。
真面目であることは一般的に長所と言われることが多いですが、真面目過ぎるとプレッシャーを強く感じたり、失敗したときに憂鬱になったりと、逆に自分を苦しめる要因にもなってしまいます。
さらに、精神疾患の発症につながることもあります。
そのため、真面目過ぎるが故に自分が困ってしまうことがある方は、真面目な自分を適度にコントロールするスキルを身に付けることで、今までよりも少し楽に生きることが出来るようになるでしょう。
この記事では、普段から心理カウンセリングを通して精神疾患の治療を行っている僕が、真面目過ぎる性格を改善することが出来る方法を5つのステップで解説していきたいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
真面目過ぎる性格を改善する5ステップ

①真面目過ぎて困った状況について整理する。
まずは、真面目過ぎることで自分がどのように困っているのか、客観的な目線で整理することが大事です。
特に考え方や行動は人それぞれ癖になっているパターンがあるので、自分のパターンを見つけることを意識しましょう。
コツは自分が落ち込んだ時、不安になったとき、緊張していたときなど、漠然と「あの時はストレスを感じたな」と覚えている出来事を思い出して、以下のように書き出してみることです。
以下の例を参考にしてみてください。
状況:職場で大きな仕事を任されたとき
感情:不安50、緊張80
考え:「任されたんだからしっかり結果を残さなきゃダメだ」「自分には上手くできないかもしれない」
体:腹痛
行動:休日も仕事をする
状況:仕事中ミスをしてしまったとき
感情:落ち込み70
考え:「こんな失敗をするなんて自分はダメなやつだ」「この仕事は向いていないのかな」
体:不眠、無気力
行動:家でぼーっとする、1人で考え続ける
このように、状況、感情、考え、体、行動の5つの要素で考えてみましょう。
感情は、落ち込み・怒り・不安のように一言で言い表せるもので、主観で数値化してみることをおすすめします。
考えは、その状況で頭に浮かんでいる自分の声です。
漫画の吹き出しに書かれているような言葉をイメージしていただくと分かりやすいかもしれません。
このように、日常的に自分が困った時のことを紙に書き出してみると、自分の考え方や行動の癖が目に見えて分かるため、改善するべき方向性も見えてきます。
Aさんの場合だと、「自分は結果を出すべきだと考えて頑張り過ぎて、逆に調子を崩してしまうことがあるな。休日は仕事をしないことを意識してみようかな」
Bさんの場合だと、「自分は失敗することをダメな事だと考えて、自分を責めてしまう癖があるな。1人で考え続けるだけじゃなくて、誰かに相談したり、息抜きに出かけたりするのは増やした方がいいかも…」
というような感じです。
ただ、この時点では無理に何かを変えようとする必要はありません。
「自分ってこういう癖あるよなー」と、自分のことを客観的に見ることが出来ればそれで充分です。
自分のことを客観的に見ることが出来るようになると、ネガティブな考えや感情が湧いてきたときに、それに巻き込まれず、「今自分はいつもみたいに○○と考えて落ち込んでいるな…」と冷静でいられるので、考えや感情をコントロールすることが出来るようになります。
つまり、漠然とした「真面目過ぎる」という感覚から、具体的に自分はどんな真面目さがあるのかを知ることが第一歩ということです。
②自分の考え方の癖に気付く
①でもお伝えしましたが、考え方や行動には人それぞれパターンがあります。
そして、特に自分の考え方の癖に気付けるようになるのが重要です。
真面目な人にありがちな考え方の癖として以下のようなものがあります。
自分に当てはまるものはありましたか?
他にも考え方の癖については、以下の記事で詳しく解説しているので興味のある方はご覧ください。
「あ、また今べき思考で考えてしまっていたな」というように、自分の考え方の癖に気付き、日頃から客観視できるようになりましょう。
③その考え方の癖はどれくらい正しいのか客観的に考える。
自分の考え方の癖に気付くことが出来たら、その考えをいろんな視点から考えてみる練習をしてみましょう。
例えば、
「この考えが正しいとしたら、その証拠はあるかな?」
「正しくないとしたら、その証拠はあるかな?」
「もしも親しい人がこのように考えていたら、自分は何と言ってあげたいかな?」
「この考えを持ち続けることのメリットとデメリットは何かな?どっちの方が大きい?」
といった自問自答をしてみましょう。
①に登場したAさんの「任されたんだからしっかり結果を残さなきゃダメだ」という考え方を例に出すと、

この考えが正しいと思える根拠は、「結果を残すことで自分の評価が上がるのは間違いないし、失敗したら評価が下がってしまうから」かな?
正しくないと思える証拠は、「上手くいかないことは誰にでもあるし、結果が出なくてもその後改善できれば大丈夫」ってこと。
仲の良い友達が考えていたら、「そこまで自分を追い詰めなくてもいいんじゃない?」って言ってあげるかな。
この考えのメリットは、自分を追い込んで頑張れることで、デメリットは、プレッシャーや不安が強くなってしまうこと。
最近そのせいか体調もあまり良くないから、今はデメリットの方が大きくなっているかも。
頑張るのは大事だけど、「結果を残さなきゃ」と考えすぎてプレッシャーに感じると逆にミスにも繋がるかもしれないし、「失敗したらその時はその時」と考えてほどほどにベストを尽くそう。
このように、普段は何も疑うことなく信じている考えを、一度立ち止まって冷静に考えてみることで、考え方の幅を広げることができます。
これは認知再構成法と呼ばれ、うつ病などの精神疾患の治療にも効果があると証明されている方法です
考え方が柔軟になれば、その考えによって発生していた落ち込みや不安といったネガティブな感情も改善することが出来るので、少し難しいですが練習してみることをおすすめします。
④少しずつ行動を変えてみる。
考え方と同様に、行動にも癖があります。
自分の行動に気付くことが出来たら、いつもと少しだけ変えてみましょう。
例えば、仕事をなんでも引き受けることが癖になっている方は、仕事を他の人に頼んでみたり、仕事の依頼を断ってみたりしてみましょう。
プライベートな時間でも仕事のことを考えるのが癖になっている方は、あえて仕事のことを考えずにいられそうな別の行動をしてみましょう。
趣味の時間を増やしたり、散歩をしてみたりするのもおすすめです。
行動を変えるメリットは、心身への負担を減らせることに加えて、別の行動をした結果どんなことが起こるのかを知ることができるということです。
⑤行動を変えてみた結果を振り返る。
行動が変わると、今までとは違う出来事に出会える可能性も高まりますし、その出来事は自分に新たな気付きをもたらしてくれることも多いです。
例えば、「いつもは自分が率先して仕事を引き受けるようにしているけど、他の人にお願いしてみようかな」と考えて、仕事を引き受ける量を減らしたとします。
その結果、意外と自分が頑張らなくても仕事が回ることを知ることが出来るかもしれませんし、逆にその方が心身の調子が良くなって、仕事の効率が上がる体験をする可能性もあります。
そしてこのような体験から、「意外とこれくらいの頑張りでも大丈夫そうだな」と気づくことが出来れば、真面目過ぎる行動をさらに減らすことが出来ます。
この気付きの積み重ねによって、「真面目過ぎる」という性格をコントロールすることが出来るようになるのです。
「真面目過ぎる」と言われる人が気を付けるべき1つのこと

それは自分を責めないことです。
真面目な方は、自分を責めやすい傾向にあります。
そのため、「真面目過ぎるのを改善しよう!」と意識しているときについ頑張り過ぎてしまうと、「改善しようとしているのにまたやってしまった…」と落ち込んでしまうこともあり得ます。
そのようなことが頭に浮かんだ時は、真面目は長所であることと、自分のペースで少しずつ改善することが大切だと思い出してください。
自分を責めることと、改善のために反省することは違うということは知っていただきたいと思います。
まとめ
本記事では、真面目過ぎる性格を改善する方法を5つのステップで解説してきました。
真面目過ぎる性格を直す具体的な5ステップ
①真面目過ぎて困った状況について整理する。
②自分の考え方の癖に気付く。
③その考え方の癖はどれくらい正しいのか、客観的に考える。
④少しずつ行動を変えてみる。
⑤行動を変えてみた結果を振り返る。
この記事を読んで、「真面目過ぎる」ことが理由で苦しくなっている方が一人でも楽に生きられるようになれれば幸いです。
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他の記事も読んでいただけたら嬉しいです。
では、今日もお互い頑張り過ぎず頑張っていきましょう。



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