「病気の都合で休職することになったけど申し訳なく感じている…」
「仕事を休むことに罪悪感がある…」
「休職しているけど申し訳なくて気持ちが休まらない…」
本記事はこのようなことを考えている方に向けて書いています。
休職時に罪悪感がある人の特徴は
・べき思考が強い人
・他者評価を気にする人
・過去に休職者の悪口を聞いたことがある人
・常に最悪の事態を考える人
休職時の罪悪感への対処法は
①自分の考え方の癖に気付く
②自分の考えを疑ってみる
③リフレッシュをする
こんにちは。
僕は臨床心理士のひなたです。
普段は精神科で心理カウンセリングを行っています。
精神疾患でも身体疾患でも、治療に専念するために休職することは珍しくありませんし、しっかり休むことは療養するうえで非常に大切なことです。
しかし、休職すると職場に穴を開けてしまうことになるので、罪悪感や申し訳なさから心が休まらないという方も多くいらっしゃいます。
そこで本記事では、休職するときの罪悪感や申し訳なさに上手に対処出来るようになる方法を紹介していきます。
特に、僕が得意とする認知行動療法と呼ばれる心理療法の理論に基づいて解説します。
認知行動療法はアプリで行えば手軽にストレスへの対処法を身に付けられるのでおすすめです。
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休職するときに罪悪感や申し訳なさがある人の特徴

べき思考が強い人
べき思考とは、「○○するべきである」「○○するべきではない」といった考え方の癖で、精神疾患との関連も指摘されています。
例えば、「簡単には休むべきではない」「職場に迷惑をかけないために、1日でも早く復帰するべきである」といった考えがあると、申し訳なさや罪悪感に繋がります。
他者評価を気にする人
休職に対して、「みんなから悪いように思われていないかな」というように考えることで不安な気持ちにもなりますし、罪悪感にも繋がりやすくなります。
過去に休職者の悪口を聞いたことがある人
これまでに、休職していた人の悪口を言われている場面を見かけたことがあると、「自分もそんな風に言われているだろうな」と考えてしまうこともあるでしょう。
人間は過去の出来事から考え方が形成されていく仕組みがあるので、これは当然の反応ですし仕方がないことです。
しかし、「過去に悪口を言われていた人と自分は同じなのか」「悪口を言われていた人は元々良く思われていない人ではなかったか」といった視点は忘れないようにしておきましょう。
常に最悪の事態を考える人
これは臨床心理学の専門用語で破局視といいます。
例えば、「休職がずっと続いてもう戻れないのではないか」「戻ってもまた同じようになってしまうのではないか」「休職することでみんなから嫌われて孤立するのではないか」「休職した結果クビになるのではないか」など、常に最悪な事態を考えることが多い場合も、申し訳なさや罪悪感に繋がることがあります。
最悪な事態を想定することで回避できる危機もありますし、これは人間が進化の過程で身に付けたという説もあるので、何もおかしなことではありません。
しかし、最悪な事態ばかりを考えて心身を休めることが出来なければ、逆にその最悪な事態が起こる確率が高まってしまいます。
そのため、「それが起こる確率は客観的に考えてどれくらいなのか」「仮に起こったとしてそれは本当に最悪なのか」といった視点を持ち続けるようにしましょう。
リフレッシュをしない人
メンタル面での不調を理由に休職しているにもかかわらず、「休んでいる身でリフレッシュするなんて申し訳ない」と考えて家に引きこもりがちになる方は珍しくありません。
気持ちは分かりますが、それではどんどん気持ちが沈みますし、リフレッシュすることも出来ず、逆に不調が長引いてしまう悪循環に陥ってしまいます。
そのため、「今はリフレッシュして体調を整えることが自分の最優先の仕事」と考えて、可能な範囲でしっかり息抜きをするように心がけましょう。
休職の罪悪感や申し訳なさに対処する3つのコツ

①自分の考え方の癖に気付く
先に紹介してきたように、罪悪感や申し訳なさの背景には典型的な考え方の癖があります。
そのため、まずは自分にどんな考え方の癖があるか気付くことで、罪悪感にも対処出来るようになります。
罪悪感があるとき頭の中で考えていたことを紙に書き出してみることで、自身の思考を整理することが出来るのでおすすめです。
②自分の考えを疑ってみる
上記のように自分の考え方の癖に気付くことが出来たら、その考えがどれくらい正しいのか一度疑ってみましょう。
例えば、「早く戻らなければならない」と考える癖がある方は、
「早く戻らなければならないって考えはどれくらい正しいだろう?」
「逆に急ぐ必要はないと言える根拠はないかな?」
「こんな風に考えるメリットとデメリットどちらが大きいだろう」
「もしも休職している同僚が同じように考えていたとしたら自分はなんて言ってあげる?」
このように様々な視点から疑問を投げかけてみることで、
「早く戻らなければならないと考えているけど、焦りや罪悪感があることで逆に復帰が長引くかも知れない。会社のためにも自分のためにも、今はゆっくり休んで治療に専念した方が良い結果に繋がる可能性もある」
と、違った見方をすることが出来れば罪悪感を軽減し、心を休ませることにも良い影響をもたらします。
無理にポジティブに切り替える必要はありません。
「○○と考えていたけど、××という考え方もあるな」と、考え方の幅を広げるイメージです。
これは認知再構成法と言って、うつ病や不安症害などの精神疾患の治療にも役立つとされている方法です。
詳しいやり方は以下の記事で解説しているので気になる方は是非ご覧ください。
③リフレッシュをする
先述しましたが、罪悪感から息抜きを制限していては悪循環から抜け出せなくなってしまいます。
そこで、少し散歩をしてみたり、買い物に出かけてみたりと、可能な範囲で活動量を維持しましょう。
特に楽しさや達成感がある方法が望ましいと言われているので、以前から興味があったものや趣味がある方はそれをやってみることもおすすめします。
大切なのは、活動をすることでネガティブに考えている時間を減らすことです。
無理のない範囲で意識してみてくださいね。
まとめ
本記事では、休職するときに罪悪感や申し訳なさがある人の特徴と、罪悪感に対処するコツを3つ解説してきました。
自分の考え方の癖を知り、その考えを見直してみる。
そして、しっかりとリフレッシュをする。
これらを意識して罪悪感を軽減することが出来ればより意味のある休職期間になると思います。
当サイトでは、「仕事のストレスに打ち勝つメンタルケア戦略」をテーマに情報を発信しています。
他の記事も読んでいただけると嬉しいです。
では、今日もお互い頑張りすぎず頑張っていきましょう。
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