※本記事はPRを含みます。
「自分は大人のADHDに当てはまるのかもしれない…」
「ADHDについて詳しく知りたいんだけれどどの本を読めば良いのか分からない…」
「ADHDで困っている人に役立つ対処法が分かる本が知りたい…」
本記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
臨床心理士のひなたです。
僕は普段、精神科で心理カウンセリングを行っています。
ADHDとは、「不注意」と「多動・衝動性」を特徴とする発達障害の一種で、ADHDの方が日常生活で抱える困り事の例として以下のようなものがあります。
- 忘れ物・失くし物が多い
- 一つのことに集中するのが苦手
- 上手に計画がたてられない
- 計画をたてても時間通りに動けない
- 衝動買いをして後から後悔する
- 部屋や机の周りが散らかってしまう
- 思ったことをすぐに口に出してしまう
他にもたくさんの困りごとがあると思います。
このようなADHDとしての難しさに上手に対処できないことで、上司や同僚からの評価が下がったり、自分を責めて落ち込んでしまったりと、二次的な問題に繋がってしまうことも少なくありません。
そのため、「自分はADHDなのかもしれない…」と思っている方は、実際に診断がつくかどうかは置いておいて、ADHDとは何か、どのように工夫して生活すると改善されるのかを是非知っていただきたいと考えています。
そして、少しでも生活を楽にして、周囲からの評価や自己肯定感の向上にもつなげていただけたら嬉しいです。
この記事では、臨床心理学の専門家としての立場から、ADHD的な特性に困っている大人の方におすすめしたい本を5冊厳選しましたので、ぜひご覧ください。
参考記事:ADHDで頭の中がうるさい原因と効果的な対策法|訪問看護ステーション くるみ
臨床心理士が本当におすすめしたい大人のADHDおすすめ本5選
ADHDタイプの大人のための時間管理ワークブック
この本の著者、中島美鈴先生はADHDの当事者でありながら、ADHD支援に関する研究の第一人者でもある有名な先生です。
僕自身、中島先生が主催する研修にも参加したことがありますし、ADHDに悩まれている方のカウンセリングをする際には、中島先生によって書かれた本を参考にすることが多いです。
そしてこの本もその一つです。
ADHDの困りごととして多く見られる、「時間管理の難しさ」に対する科学的で適切な対処法を知ることができますし、実際に記入しながら活用することが出来ます。
「やらなければならないことがあるのに、他のことをしてしまって締め切りに間に合わない…」「朝の準備が時間通りに出来ず、よく遅刻してしまう…」といった困りごとを改善したいと考えている方には真っ先におすすめしたい一冊です。
一部のレビューにありますが、ここに書いてある内容をそっくりそのまま実行できるようになるには、症例の激しいADHDにはややハードルがあるかもしれません。本書の内容が基本的にはグループワークを想定している事も関係しています。私も一人で実践をそこそこのハードルの高さは感じていますので、理想的には友人と一緒にやれると良いと思います。
ーAmazonレビューより引用ー
時間管理が苦手な特性がある方、一度このワークブックを使われても良いかもしれません。時間管理の苦手な種類などいくつもあることに気がつきます。なぜ困っているのか、どう困っているのか?対策、実践と移していけるので、どうすればいいのかと方法を知りたい方、悩んでいる方にはいいと思います。
ーAmazonレビューより引用ー
ADHD脳で困ってる私がしあわせになる方法
上記と同じく中島美鈴先生による著書なのですが、こちらは比較的カジュアルに書かれている本なので、読書が苦手な方にとっても読みやすいのではないかと思います。
ADHD当事者であり研究者でもある著者ならではの視点から描かれる、ADHDとしての経験談や対処法、専門的な知識までカバーされているのがおすすめポイントです。
女性の方が著者に共感しながら読めるとは思いますが、男性にとっても十分に参考になる本だと思います。
ADHDで困ってる人は読んでみてください
私も長年普通になろうと努力してきたことを思い出しました
案外自分もえらかったのかもねと思えました
ーAmazonレビューより引用ー
ものすごく共感する部分が沢山ありました。
そして、参考になることも今すぐ実践したいことも沢山ありました。
読み終えて心がほっこりする本でした。
この本に出会えて良かったです。
ーAmazonレビューより引用ー
大人のADHDの認知行動療法<本人のためのワークブック>
ADHDの困り事改善に役立つと科学的に証明されている治療法として、認知行動療法というものがあります。
認知行動療法を簡単に説明すると、「人それぞれに考え方や行動の癖があり、それらがパターン化して悪循環になっているため、考え方や行動を上手に変えられる方法を学んで悪循環を改善する」という考え方の心理療法です。
認知行動療法界の重鎮的な存在の一人である坂野雄一先生によって書かれた本書は、認知行動療法の専門的な知識に触れつつ、ワークを進めることで、困り事への対処法の習得を目指すことが出来る本です。
全12回の治療プログラムを受けているかのような感覚で読める本だと思います。
「ADHDのための治療プログラムを受けてみたい…だけどお金もかかるしどこで受けられるのか分からない」といった方は、まずはこのような本を読むことから始めてみても良いのではないかと思います。
「大人のADHD」の為のワークブックとなっていますが、
仕事がなかなかうまくいかない、順序立てる事ができない人等、
スケジュール管理とノートスキルや、自分自身の事を分析するにはもってこいの本だと思います。
ーAmazonレビューより引用ー
大人のADHD傾向をお持ちの方にはバイブルとなることでしょう。
ーAmazonレビューより引用ー
最新版 よくわかる大人のADHD(注意欠如/多動性障害)
普段からADHDの治療・支援に携わっているドクター司馬理英子先生によって書かれたこの本は、「ADHDと診断される基準は何か」「具体的にどのような場面で困るのか」「どのように対処したら良いのか」といったことについてとにかく網羅的に解説されています。
また、ADHD当事者だけでなく、近しい人がADHDである場合の対処法についても言及されているため、ADHD当事者や家族、支援者にとっても役立つ一冊であるように感じます。
子育てがしんどくなって、ひょっとしてADHDなのでは?
でもADHDってどんな特徴?と思って手に取った本。多動・衝動型、不注意型と混合型と紹介されてますが子どもの個性と思っていた「困った行動」がADHDの特徴にすごく当てはまる!
そして自分自身にも当てはまる行動パターン、思考パターン。いつも子どもとケンカになってしまったり衝突してしまう理由がよく分かり、ADHDだと踏まえた上でどう対策したらいいのか絵入りで解説されてるのでとても読みやすく参考になりました。
ーAmazonレビューより引用ー
「大人のADHD」のための片づけ力
こちらも上記と同じく、司馬理英子先生による著書です。
ADHDの方の困りごととして、「片付けが出来ない」はよく見受けられるものですが、「片付け」に特化した本は珍しい印象があるので紹介させていただきます。
一言で「片付けが出来ない」と言っても、「片付けが出来ない」という現象が起こっている理由は人それぞれです。
しかし、多くの方は自分が片付けが出来ない理由について深く見つめ直したことはないのではないでしょうか。
本書では「片付けが出来ない」という現象が起きる理由から焦点を当てており、具体的な対処法まで解説されているため、「片付けが出来なくて散らかってしまうのを治したい」と考えている方にはぜひおすすめしたい一冊です。
とくにadhd と言われたことのない人でも、ここに書かれていることの幾つかは思い当たるのではないか。片付けたいけど実践の初めの第一歩が伴わないすべての人へ。
ーAmazonレビューより引用ー
今迄周りの人間が普通にやっていた事は、こういう事だったのか!と思いました。
(この本を読んだ感動を健常者に伝えたら、「え、当たり前じゃない?」という反応だったので)
部屋は汚いままですが、ゴミ屋敷迄は行かなくなりました。 身に付けるのは難しいです。でも、自分が出来る1番簡単そうな方法や道具から利用するのはアリだと思います。
ーAmazonレビューより引用ー
ADHDの方が気を付けるべきこと

それは自分を責めないことです。
普段から多くの失敗を繰り返していると、「自分はダメだな…」と考えて落ち込んでしまっても仕方のない状況だと思います。
しかし、気分が落ち込むことでより集中力の低下やミスの増加に繋がる可能性もあるため、さらに落ち込んでしまう悪循環にはまってしまいます。
「自分はダメだな」「自分の将来どうなるんだろう」といったネガティブな思考が浮かんできたときには、その思考に気付き、上手に対処することを意識していただけたらうれしいです。
これは、ADHD治療に用いられる認知行動療法の考え方の一部です。
以下の記事では、ネガティブな思考への対処法について解説しているので、興味のある方は是非ご覧ください。
まとめ

本記事では、大人のADHDに困っている方におすすめしたい本を5冊厳選して紹介してきました。
それぞれに特徴がありますので、自分のニーズに合わせた本を見つけていただけたら嬉しいです。
また、最後にお伝えしましたが、どうか自分のことを責めてしまわないように意識していただけたら嬉しいです。
失敗の数だけであなたの価値は決まらないのですから。
どうしても苦しいときは、家族や友人、恋人などがいれば勇気を出して自分の悩みを話すことも大切です。
身近な人に話せない場合は、臨床心理士や公認心理師などプロのカウンセラーに話す選択肢もあります。
1人で抱えて苦しむことだけは、避けていただけたらと思います。
では、今日もお互い頑張り過ぎず頑張っていきましょう。




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