臨床心理士が選ぶメンタルケアにおすすめの本10選【2025】

※本記事はPRを含みます。

「プロがおすすめするメンタルケアの本ってなんだろう」

本記事ではこのような疑問にお答えします。

こんにちは。
臨床心理士のひなたです。

僕は普段精神科で心理カウンセリングを行っています。
特に、思考や行動に焦点を当てた心理療法である認知行動療法を専門に行っています。

そんな僕が、「メンタルケアの方法を知りたい」と考える方に専門家として本当におすすめできる本だけを厳選しましたので、参考になれば幸いです。

ちなみに、僕が専門としている認知行動療法についての本は以下の記事にまとめていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

目次

メンタルケアにおすすめの本10選

セルフケアの道具箱

迷ったらこれを選べば間違いないと言えるほど、おすすめの一冊です。

本書の著者である伊藤絵美先生は、認知行動療法(CBT)の第一人者として知られており、その理論を上手く活用して自分の心をケアする方法が、初心者にも分かりやすくまとめられています。

認知行動療法は、心理療法の中でも最も科学的な手法とされ、うつ病・不安障害・強迫性障害など、あらゆる精神疾患への治療効果が認められているため、医療現場でも広く用いられています。

この本を読むことで、科学的に正しい方法で自分をケアする力を身につけることができ、日常のストレス場面にも柔軟に対処できるようになるでしょう。

一番大切なのに誰も教えてくれない メンタルマネジメント大全

この本の特徴は、「○○なときの対処法」という形で、具体的な悩みや場面を想定し、それに対する適切な対応方法がまとめられている点です。
読者自身の困りごとと照らし合わせながら読み進められるため、実用性が非常に高いと感じます。

また、内容はかなり専門的な部分まで踏み込んでいるので、一般の読者だけでなく、専門家の卵の方にもおすすめできる一冊です。

世界各国でベストセラーになっているのも納得のクオリティです。

ACT 不安・ストレスとうまくやる メンタルエクササイズ

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)は、認知行動療法(CBT)の一種であり、近年特に発展してきた領域のひとつです。

本書の著者である武藤崇先生は、ACTの分野で非常に有名な方で、私も認知行動療法系の学会で先生の名前を見かけると、つい講話を聴きに行きたくなる先生の1人です。

ACTの基本的な考え方をざっくり説明すると、「ネガティブな思考や感情を無理に排除したり、ポジティブに切り替えたりするのではなく、それらと適切な距離をとりながら、自分の価値観に沿った行動を選べるようになろう」といったものになります。

文章で説明すると少し難しく感じるかもしれませんが、本書ではACTの考え方をやさしく解説し、実際に自分自身に適用できるように丁寧にガイドされています。

もし「ネガティブな感情と上手に向き合いたい」「自分の価値観に沿った行動をしたい」と考えているなら、この本を読んでみることをおすすめします。

科学的に証明された 心が強くなるストレッチ

人間はネガティブな感情に巻き込まれているとき、「何もやる気が出ない」という無気力感が生じ、活動量が低下しがちです。
すると、ネガティブな思考に囚われ続ける悪循環が生まれ、抜け出せなくなってしまうこともあります。

そのため、ネガティブな感情や思考が生じているときこそ、意識的に何かしらの活動を行い、悪循環を断ち切ることが大切になります。

この本では、精神面にも良い影響を及ぼすストレッチ方法が多く解説されており、ストレッチに詳しくない私でも非常に参考になりました。

ストレッチに関心がある方はもちろん、「気分の落ち込みを軽減したい」「活動量を増やして心の状態を整えたい」と考えている方にも、一読をおすすめしたい一冊です。

精神科医が教える ストレスフリー超大全

精神科医の先生によって書かれた30万部以上売れているベストセラーです。

余談ですが、私が勤めている精神科の待合室にも置かれているほど、多くの人に読まれている一冊です。

本書は、日常で頻繁に直面する「ストレス」への対処法についてまとめられており、具体的なケースを交えながら、ストレスをどう乗り越えるかが分かりやすく解説されています。

個人的には、自分に当てはまる部分だけをかいつまんで読む使い方がとても役立つと感じました。

また、著者の持論が展開される部分もありますが、精神科医としてのリアルな経験に基づいた内容を知ることができるのは、本書ならではの魅力だと思います。
ストレス対策に興味がある方や、精神科医の視点を知りたい方におすすめしたい一冊です。

心配事の9割は起こらない

不安が強い方は、「○○になるんじゃないか? その結果××になって、さらに△△になるんじゃないか?」と、ネガティブな予想を重ねてどんどん不安を増幅させてしまうことがよくあります。

しかし実際には、自分の予想は意外と当たらないものです。

私が普段行っている認知行動療法(CBT)では、こうしたネガティブな予想が実際には当たらないことを学習し、不安を軽減するアプローチを取ることがあります。

本書は、まさにそのようなメッセージを伝えてくれていると感じたため、おすすめしたい一冊です。

著者は住職の方で、「禅の教え」に基づいた内容ですが、認知行動療法の一種であるマインドフルネスは「禅」をベースに考案された経緯があるため、臨床心理学的にも非常に理にかなっていると感じました。

「不安とうまく付き合いたい」「心を落ち着かせる方法を知りたい」という方に、ぜひ読んでいただきたい本です。

こころが晴れるノート:うつと不安の認知療法自習帳

こちらは認知行動療法界の超重鎮、大野裕先生の著書です。
これまでにもお伝えしている通り、認知行動療法(CBT)はストレスへの対処能力を高める科学的に効果が証明された心理療法です。

本書はワークシート形式になっており、実際に書きながら読み進めることで、自分自身で認知行動療法を実践できるように構成されています。

具体的には、

  1. 自分の考え方の癖や感情に気づき、自己理解を深める
  2. それぞれに応じたワークを進める

という流れで行います。
この一連のプロセスをマスターすることで、「メンタルが強くなった」と実感できる自分になれると思います。

また、自分で認知行動療法を実践する方法について、以下の記事でも詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

メンタル・クエスト 心のHPが0になりそうな自分をラクにする本

率直に言って、とても読みやすく、面白い一冊でした。

本書では、人生をRPGゲームに例えながら、日々のメンタル面での困りごとをどのように対処すべきかを分かりやすく解説しています。まるでゲームの敵を倒すように、自分を困らせるネガティブな思考や感情に立ち向かう方法が学べる構成になっているのが印象的でした。

個人的には、普段あまり本を読まない子どもでも、ゲーム感覚で楽しく学べる本として活用できそうだと考えています。

心の容量が増えるメンタルの取扱説明書

この本が発売されたとき、心理士界隈が軽くざわついたほどの素晴らしい一冊です。
心理支援に携わる人なら、ほぼ全員が知っているのでは? と思えるほど有名な本かもしれません。

私自身も同業の友人と一緒に読んだのですが、共通して出てきた感想は「イラストの使い方が上手すぎる!」 ということです。

内容自体は、専門家なら誰もが知っている基礎的なことが多いのですが、その専門的な概念を言葉ではなく、イラストを使って伝える工夫が本当に素晴らしく、初心者でも視覚的に臨床心理学の概念を理解できるようになっています。

私自身、クライエントに情報提供や助言をする際、この本を参考にしたいと思いました。

もちろん言語情報も豊富ですが、「イラストの方が直感的に理解しやすい」 と考えている方には特におすすめです。

幸せスイッチをオンにする メンタルの取扱説明書

上で紹介した『心の容量が増えるメンタルの取扱説明書』と同じシリーズの最新作です。

本書は、ストレスへの対処よりも幸せを感じることにフォーカスしており、前作とはまた異なるニーズに応える内容になっています。

前作が「マイナスを軽減する」ことを目的としているのに対し、今作は「プラスを増やす」ことを目的としている、そんなイメージですね。

今回も、イラストの使い方が画期的で、幸福を感じる心のメカニズムを分かりやすく解説したうえで、具体的な方法も紹介されています。

続編というわけではないので、今作だけ読んでも問題ありませんが、前作と合わせて読むことで、より効果的に自分のメンタルケアができるようになると思います。

アプリを使ったメンタルケアもおすすめ

近年は多くのメンタルヘルスアプリがリリースされており、手軽に自分のメンタルケアを出来るようになっています。
その中でも僕のイチオシは認知行動療法アプリAwarefyです。

Awarefyを使えば、自分の心身の健康状態を日常的に管理することはもちろん、AIのサポートを受けながら自分に対して認知行動療法を行うことができるため、自分のメンタルケアを行うスキルを高めることが出来ます。

僕自身も日頃から利用しています。

メンタルケアに関する素晴らしい書籍は多いですが、「内容は理解したけど上手く実行出来ない」という方には特にアプリが役立つはずです。

詳細が知りたい方は、Awarefyの公式サイトからご確認ください。

\ メンタルケアアプリの決定版 /

苦しいときは誰かに話すことも大切

「誰かに悩みを聴いて欲しいけど、話せる人なんていない」「自分の悩みについて、専門家からの意見が欲しい」という方には、カウンセリングがおすすめです。
もちろん、友人や家族に話すことができればそれだけでも大きな一歩です。

しかしプロのカウンセラーに話すことで、自分自身が悩んでいる理由や解決のための道筋が見えてきます。
また、話を聴いてもらえるだけですっきりすることもあるでしょう。

特にオンラインカウンセリングは、比較的安価で手軽に利用できるので、困ったときに頼りになる存在だと思います。

まとめ

本記事では、メンタルケアの専門家である臨床心理士として、メンタルを強くしたいと考えている方に本気でおすすめしたい本を10冊厳選して紹介してきました。

今回紹介した本はどれも素晴らしい一冊だと思っているのですが、それぞれ特徴が違うので、ご自身のニーズにあった本を選んでいただけると嬉しいです。

本ブログでは、他にもおすすめの書籍や日常で役立つ心理学、ストレスへの対処法について紹介しているので、興味のある方は是非チェックしてくださると嬉しいです。

では、今日も頑張りすぎず頑張っていきましょう。

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