人から嫌われる不安や恐怖を克服する5ステップ

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「人から嫌われる不安や恐怖を感じて困ってしまう」

本記事では、臨床心理士として精神科で心理カウンセリングを行っている筆者がこのような悩みにお答えします。

「嫌われるかも知れない」と不安を感じていると、人と過ごす時間がすごく疲れてしまいますよね。
人と過ごす時間に対して、過度に心理的なストレスを感じてしまうと体調を崩す原因になることも。

結論、人から嫌われる恐怖や不安へは以下の手順で改善することができます。

嫌われる不安や恐怖を克服する手順
STEP
嫌われたくない理由に気付く
STEP
自分の考えの幅を広げる
STEP
恐怖や不安でやってしまうor出来ない行動に気付く
STEP
行動を変える
STEP
結果を振り返る

この方法は、人と接する場面で強い不安を感じ、日常生活に支障をきたす精神疾患である社交不安症の治療にも用いられる認知行動療法という心理療法の理論に基づいています。

認知行動療法は専用のアプリのAwarefyを使えば自分1人でも行うことができますので、日常的な不安や憂うつな気持ちを改善したいと考えている方はぜひ取り組んでみてください。

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目次

人から嫌われる不安や恐怖を克服する5ステップ

人から嫌われる不安や恐怖を克服する5ステップ

① 嫌われたくない理由に気づく

「嫌われたくない」と考えるのは、ごく自然なことです。
むしろ、「嫌われたい」と思う人の方が少数派でしょう。

それにもかかわらず、世の中には嫌われることに強い恐怖や不安を感じて疲れてしまう人もいれば、あまり気にせずに過ごしている人もいます。

その理由は、「考え方の違い」です。

嫌われることに不安や恐怖を感じる人に多い考え方のパターンを以下に紹介しますので、自分はどの考えに当てはまるか考えてみてください。

嫌われることへの不安や恐怖を感じる人の考え方

① 全か無か思考(白黒思考)
物事を全か無か、0か100か、白か黒かというように両極端に考えてしまうことです。
例:「人から嫌われたら自分には価値がないということだ」

② 破局視(否定的予言)
あらゆる可能性があるにもかかわらず、最悪な未来を想定してしまう考え方です。
例:「上司と意見が対立してしまったので、私たちの関係は破綻するだろう」

③ 感情的理由づけ
客観的事実ではなく、自分の感情に基づいて物事を判断してしまう考え方です。
例:「こんなに不安なのだから、自分は人から嫌われるに決まっている

④ 拡大視・縮小視
ネガティブな面は拡大してとらえ、ポジティブな面は縮小してとらえる考え方です。

例:「以前私のことを褒めてくれたことがあるけど、それは社交辞令だろう。今日話したときは無愛想だったから、私のことを嫌っているに違いない

⑤ 過度の一般化
全体を見ずに、一部のネガティブな部分にだけ過度に注目して、過度にネガティブな結論を出す考え方です。
例:「あの人に嫌われているということは、みんなからも嫌われているだろう

⑥ 読心術
他人の考えを勝手に決めつける考え方です。
例:「あの人は私のことをバカにしているに違いない」

⑦ べき思考
何事も「~であるべき」「~であるべきではない」と考え過ぎてしまうことです。
例:「人には常に優しくするべきである」「絶対に人に嫌われるべきではない

この記事を読んでいるあなたには、どんな考えがありそうですか?

人は皆幼少期の体験やこれまでの人生経験から、考え方が癖となって定着しています。
これはどんなストレスへの対処法にも共通していることなのですが、まずは自分の考え方の癖に気付くことが対処するための第一歩目です。

以下の記事では、考え方の癖がどのように出来上がるのか、代表的な考え方癖は何かといったことについて詳しく解説しているので、興味がある方は是非読んでみてください。

② 自分の考えの幅を広げる

次に、自分の考え方の癖に気付くことが出来たら、その考えをすぐに信じるのではなく、一度立ち止まって疑ってみましょう。

自分の考えに色んな視点から疑問を投げかけることで、考え方の幅を広げることができます。
この方法は認知再構成法と呼ばれ、うつ病や不安症などの精神疾患の治療にも使われる方法です。

自分は嫌われている」と考えている人を例に、認知再構成法の手順を解説します。
自分なりに真似して行ってみてください。

STEP
「自分は嫌われている」という考えを正しいと信じている度合いを数字で表すと何%?

→「80%くらいは信じているかな」

STEP
この考えが正しいと思う根拠は何?

→「今日話しかけたとき、いつもより不愛想だった」

STEP
逆にこの考えが「正しくない」と言える事実は見逃していない?

→「いつも普通に話しかけてくれる」「今日はいつもより忙しそうにしていた」

STEP
自分の親しい人(友人や恋人など)がこの考えで困っていたら、何と言って励ます?

→「今日は機嫌が悪かっただけじゃない?大丈夫だよ」

STEP
自分がこのように考えていることを、親しい人や尊敬している人が知ったら何と言いそう?

→「友人の○○は、嫌われていたとしても他の人と仲良くできたらいいんじゃないって言いそう」

STEP
この考えを信じていることのメリットとデメリットは?どっちが大きい?

→「こんな風に相手の気持ちを想像することで、上手に関係を築けるかもしれない。だけど考え過ぎると自分が不安で辛くなってしまうデメリットがある。今は30対70でデメリットが上回っているな」

STEP
仮にこの考えが正しいとして、何か出来ることはある?

→「また明日もう一度話しかけてみて様子を見よう」

STEP
ここまでを振り返って、自分にどんな言葉をかけてあげたい?

→「無愛想だったから嫌われていないか不安だけど、何も悪いことをした覚えはないから、たまたま機嫌が悪かったのかもしれないよ。もう少し様子を見て考えたらどう?もし本当に嫌われていたらショックだけど、自分と仲良くしてくれる人を大切にしよう」

STEP
今、「自分は嫌われている」という考えを、どれ程正しいと信じている?

→「さっきよりは色んな考え方に気付けたから50%くらいに減ったかな」

最初は難しいので、紙に書きながらコツコツ練習することをおすすめします。

また、認知行動療法アプリAwarefyは、AIのサポートを受けながら認知再構成法を行えるのでおすすめです。

Awarefy コラム法

                      出典:Awarefy

\ ネガティブ思考に振り回されない! /

③ 恐怖や不安でやってしまう or できない行動に気付く

ネガティブな考えがあるとネガティブな行動をしてしまい、それがさらにネガティブな自分を克服するのを妨げしまいます。

そのため、人と交流しているとき、「嫌われたくない」と考えて発生する恐怖や不安からついついやっていること、もしくは出来ていないことがないか振り返ってみましょう。

恐怖や不安でやってしまいがちな代表的な行動は以下のようなものです。

やってしまう行動の例
  • 人から頼まれた事をなんでも受け入れる
  • 過度に感謝したり、謝ったりする
  • 場を盛り上げようと、積極的に話題を振る
  • 友人との遊びや、同僚との飲み会などの計画を頑張る

逆に、出来なくなる行動の例は以下のようなものです。

できない行動の例
  • 人に頼みごとを出来ない
  • 人に意見を言えない
  • 気を遣って会話の輪に入れない
  • 自分から積極的に話しかけることをしない

ご自身の場合は、どんな行動に表れているでしょうか。

これらのような、恐怖や不安から発生する行動を回避行動と呼びます。

回避行動をすることによって、その場は不安や恐怖から逃れることが出来ます。
しかし、「気を遣わなくても上手くいった」という成功体験を得られなかったり、疲労が蓄積したりと、長い目で見ると自分にはデメリットとなって返ってきます。

そのため、自分にはどんな回避行動があるのかを知ることが大事なのです。

可能であれば、「同僚と話している時、自分の意見があったけど言えなかった」というように、紙に書いてまとめると、自分の現状が可視化できるのでおすすめです。

④ 行動を変える

回避行動に気付くことが出来たら、少しずつその行動を変える練習をしてみましょう。
当然、苦手なことをする訳ですから、出来るところからで大丈夫です。

例えば、「Aさんに意見を言うのは難しいけど、比較的話しやすいBさんに意見を主張してみよう」というように、自分の中でレベルを設定して少しずつ成功体験を積んでいきましょう。

どんな些細な行動でも、どんな些細な変化でも起こすことができれば、それはあなたの頑張りの成果です。

人から嫌われることへの不安や恐怖を、克服できる力を持っていることの裏付けだと言えるでしょう。

⑤ 結果を振り返る

行動を起こすことができたら、その結果を振り返ってみましょう。

例えば、「意見を言ったら嫌われるかもしれない」と考えていた方が勇気を出して誰かに意見を言った場合、本当にその人は自分のことを否定してきたり、自分を嫌うような行動をしてきたのか確認してみましょう。

もしも、思ったよりそのような兆候が見られないのであれば、あなたが「嫌われるかもしれない」と考えていることは、意外とそんなこともないのかもしれません。

仮にそれで何か嫌がらせをされたとしても、それもまた逆にチャンスです。

その人から本当に嫌われたとして、人生にどれほど大きな影響があるのか、その事態に自分は対処する術を持ち合わせていないのかを知ることが出来ます。

「嫌われたから悲しいけど、なんとかなっている」という状態なら、嫌われることを過度に恐れる必要はないのかもしれませんね。

ここまでの一連の流れを何度も繰り返すことで、人から嫌われる恐怖や不安を徐々に克服できると思います。
何度も見返しながら、コツコツ練習取り組んでみてくださいね。

また、認知行動療法は他にも色んなやり方があります。
他の方法も知りたい方はぜひ以下の記事をご覧ください。

「嫌われるのが怖い」は長所

人から嫌われるのが怖いは長所

ここまで、人から嫌われることへの恐怖や不安を克服する方法を解説してきましたが、人から嫌われることを恐れることはあなたの強みでもあると忘れないでください。

なぜなら、人から嫌われること恐れることで振る舞ってきた行動によって円滑な人間関係が構築出来たり、周囲から穏やかな人と好印象を与えられたりと、ポジティブな効果もきっとあったはずです。

ですが、薬も大量に摂取すると毒になるように、その長所が少し過剰になることで自分を苦してしまうことがあるということです。

決して自分を否定せず、自分の長所をコントロールできるようになれることを願っています。

まとめ

本記事では、人から嫌われることへの恐怖や不安を克服する方法、認知行動療法の理論に基づいて解説してきました。

本記事のまとめ

人から嫌われる恐怖や不安を克服する5ステップ

① 嫌われたくない理由に気付く

② 自分の考えの幅を広げる

③ 恐怖や不安でやってしまう or できない行動に気付く

④ 行動を変える

⑤ 結果を振り返る

当サイトでは、仕事に関する悩みを中心に、メンタルケアに役立つ情報を発信しています。
他の記事も読んでくださると嬉しいです。

では、今日もお互い頑張り過ぎず頑張っていきましょう。

\ ぼたんだよ /

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