人見知りの原因と克服のための具体的な3つのステップとは?

『人見知りを治すためにはどうしたら良いのかな』

本記事ではこういった疑問にお答えします。

日常生活を送る中で人とコミュニケーションをとらなければならない場面は多々あります。
そのようなときに人見知りの方は、緊張してしまったり上手く会話が出来なかったりして困ってしまうこともあると思います。

もし人見知りを治すことが出来れば、これまでより人と関わることが楽しくなり、人生にも良い影響をもたらすでしょう。

そこで本記事では、臨床心理士として心理カウンセリングを行っている筆者が、精神科で実際に使っている方法を元に、人見知りを克服するための3ステップを解説します。

目次

人見知りの原因は何?

そもそも人見知りの原因は何なのでしょうか。

それは一言で言ってしまえば、人のこれまでの人生経験が大きいです。

そして、人生経験によって作られた考え方の癖と行動の癖が人見知りを発生させ、さらに持続させている可能性があります。

例えば、親がとても厳しかったり、友達関係が上手くいかなかったりと、子どもの頃に人の顔色をうかがう機会が多かった場合、「この人は今どう考えているかな」「こういうこと言ったら嫌われるかな」というようなことを頻繁に考えるようになります。

これにより、人の考えを色々想像しながら生きることが癖となり、その癖は大人になっても続きます。

何か特定の体験やエピソードが思い浮かばなくても、自然とこのような考え方の癖が身についている方もいるでしょう。

このような考え方を強く持ちながら生きていると、人と関わることが不安に感じたり、苦手意識を持ってしまったりするのも仕方のないことです。

そしてこのような考え方の癖があると、「話したいけど自分からは話しかけないでおこう」「初対面の人と話さなければならない場所には行きたくない」と、コミュニケーションを避ける行動が癖として身につくことに繋がります。

人との関わりを避ける機会が多いと、「人と話すことが楽しい」「思ったより上手に会話ができた」というようなポジティブな体験をする機会も失われてしまい、いつまでも克服できることなく悪循環に陥ってしまいます

これが人見知りを持続させる理由です。

しかし、もしもこのようなポジティブな体験が出来ればそれは自信に繋がるため、より人と関わる行動を起こしやすくなります。

このように、悪循環を良い循環を変えていくという発想が人見知りの克服には大切なことなのです。

ではどのようにして、悪循環を良い循環に変えていけば良いのでしょうか。

人見知りを克服するための3つのステップ

①考え方を変えるスキルを身に付ける

上に書きましたとおり、人見知りの背景には考え方の癖があります。

考え方の癖はこれまでの人生の中で築かれてきたものなので、変えることは大変です。

しかし、浮かんできた考え方に対処するスキルを身に付けることは可能です。

ネガティブな考えが浮かんできたあと、その考えを信じて不安になり、消極的な行動をとるのか、もしくはネガティブな考えを上手に切り替えて、積極的な行動をとるのか、どちらを選ぶのかはあなた次第です。

ではそのネガティブな思考に対処するにはどうしたらいいのか、それはその思考を疑うことです。

例えば、「私に話しかけられたら嫌じゃないかな」という思考が頭にあって積極的に話しかけられないとします。

その時自分に問いかけてみてください。

この思考が正しいと思う根拠は何ですか?

逆に、この思考正しくないと思える根拠は何ですか?

もし友達が「私に話しかけられたら嫌じゃないかな」と考えて、人見知りに悩んでいたらあなたは何と言ってあげますか?

この思考を信じるメリットとデメリットはなんですか?どちらが大きいですか?

最初は難しいかも知れませんが、このように自分の考えに色々突っ込みを入れられると、上手に考えが切り替えられるようになります。

今回の例で言うと、

過去に私に悪口を言ってきた人はいたけど、この人はまだ話した事ないし別に悪く思われることはないよね…。もし友達が同じ状況なら、『ちょっと話しかけるくらいきっと大丈夫だよ!まずは勇気出して話しかけてみなよ』って言うかも。この思考を信じて話しかけなければ自分が傷つくことはないってメリットはあると思うけど、それじゃあずっと人見知りのままだし、友達も増えないし長い目で見たらデメリットが大きそうだよなぁ

このような考えに切り替えられたら積極的に話しかけられそうですね。

これは認知行動療法の中で用いられる認知再構成法という方法で、僕も精神科医療の現場でよく使っています。

詳しいやり方は以下の記事で解説しているので、是非参考にしてみてくださいね。

ネガティブ思考を切り替えるための9つのステップ

②避けていたことをやってみる

人見知りには行動の癖も関わっていると上の方に書きました。

考え方に対処出来たら、次は行動を変えていかなければなりません。

今まで人見知りによって避けてきた行動はないでしょうか。

例えば、知らない人に道を尋ねる、店員さんに探している商品の場所を尋ねる、初対面の人と話さなければならない場に顔を出す、挙手をして自分の意見を言う、などなどこういった行動を避けている人見知りの方は多いです。

避けることで自分が楽になるのは当然ですが、長い目で見ると人見知りが治せないというデメリットになってしまいます。

そこで、少しずつ出来そうなところからで大丈夫ですので、自分が避けてしまっている行動を整理して、その行動をやってみるように意識していきましょう。

③結果を振り返る

行動を起こせたら、その行動を起こしたことでどんな結果が待っていたか振り返ってみましょう。

例えば、先ほどの例のように「私に話しかけられたら嫌じゃないかな」と考えて人に話しかけるのをためらっていた場合、勇気を出して話しかけた結果どうなったでしょうか。

本当に何か嫌なことをされたのでしょうか。

このようなとき、意外と自分が想定していたネガティブな結果は起こらないことが多いです。

むしろ思ったより大丈夫だったという大事な体験を出来ることも多いです。

もし大丈夫だったなら、また別の行動、出来れば自分にとって少し難易度が高いと感じる行動も試してみましょう。

このように少しずつ出来ることを増やしていけば、自信が付き、気づけば人見知りを克服することが出来ているはずです。

少しずつ、ゆっくりでいいのでステップ①~③をくり返して、自分を変えていきましょう。

人見知りは長所

ここまで人見知りを克服するための方法について述べてきましたが、そもそも人見知りはそこまで否定されるものでもありません。

なぜなら、人見知りの人の背景には相手の顔色をうかがうような思考があることが多いですが、それはつまり相手を思いやっていることの裏返しです。

「相手に不快な思いをさせてもいい」と思っている人は、何も考えずに話すことも多いでしょう。

また、自分が傷つくのを恐れているからこそ人見知りになっている方もいると思います。

それもまた自分のことを大事に出来ているが故のことなので、素敵なことだと思います。

このように人見知りは長所と考えられる部分も多いので、人見知りな自分を否定することはせずに、上手に人見知りをコントロール出来るようになれれば、さらに人として魅力のある人になり、人生も充実出来ると僕は思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。

人見知りの原因はこれまでの人生経験によって身についた考え方の癖と行動の癖が大きいので、それらの癖を自分でコントロールするステップを踏むことが人見知り克服への道ということです。

この記事を読んでいるあなたはきっと、人見知りを克服するための方法についてネットで調べて、終盤まで読むという行動を起こしています。

この行動は誰にでも出来ることではありません。

このようにあなたは既に積極的な行動を起こす力既に持っている方だと思うので、きっと自分を、人生を良い方向に変えられます。

では、今日も頑張り過ぎず頑張って生きましょう。

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